誰も住んでいない空き家を放置すると、急速に劣化が進み、周囲に対して迷惑な存在になるリスクがあります。
そのため、空き家を所有しているならば、放置せず活用方法を探すのがおすすめです。
そこで今回は、空き家を「レンタルスペース」として活用する方法や注意点を解説します。
空き家でできる「レンタルスペース」とは
レンタルスペースとは、必要とする方に場所を貸し出してその時間などに応じた料金を支払ってもらう、空きスペースの有効活用につながるサービスのことです。
レンタルスペースというと一般的な家にはない広い空間を思い浮かべるかもしれませんが、実際には一戸建てやマンションの一室でもこのサービスは始められます。
サービスの形態としては、貸し出すスペースの広さや設備に応じて1時間当たりの単価を決め、時間貸しするのが一般的です。
似たものとしてレンタルルームがありますが、こちらは部屋として独立した個室を貸し出す点がレンタルスペースと異なります。
レンタルスペースは、必ずしも個室ではなく仕切りのない空間であるケースも珍しくありません。
レンタルスペースとしての空き家の活用方法
まず、ギャラリーとして陶芸・絵画・彫刻などを展示するスペースとして貸し出すことを検討してみましょう。
ギャラリーとして使えるレンタルスペースは、アマチュアのアーティストからの高い需要が見込めます。
また、セミナーやワークショップ会場として貸し出すのもおすすめです。
レンタルスペースを中心として、地域のコミュニティづくりにも役立つでしょう。
さらに、室内をおしゃれにリノベーションしたうえで、撮影を目的としたハウススタジオとして活用するのもひとつの方法です。
築年数の古い住宅であっても古民家風の雰囲気を活かせば、ハウススタジオとして人気が出ることも期待できます。
空き家でレンタルスペースを始める際の注意点やデメリット
レンタルスペースは、そのタイミングで場所を探している顧客にアピールできなければ収益につながらないのがデメリットであり、常に効率の良い集客方法を考えなくてはなりません。
ターゲットとなる層に魅力が届くよう、SNSの利用や専用の予約サイトを作るなどの方法を考えましょう。
また、レンタルスペースでは、セキュリティ面に不安が残るのもデメリットです。
セキュリティ対策として、スマートロックや電気錠といった安全性の高い鍵への付け替えを考えなければならないことも注意点となります。
さらに、使い終わったレンタルスペースには、次の貸し出しまでに片づけ・清掃・消毒が必須であることもデメリットのひとつです。
自分でメンテナンスをおこなう時間がなければ、外部委託するなどの手段を考えなければならない点には注意してください。
まとめ
レンタルスペースとは、余っているスペースを時間貸しするもので、空き家を有効活用する方法のひとつです。
具体的な活用方法としては、ギャラリー・ワークショップ会場・ハウススタジオといったものが挙げられます。
空き家でレンタルスペースを始める際には、セキュリティ面や清掃の手間がかかる点などには注意しましょう。
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